旅行に行きたいけれど、大切なペットと長時間離れるのが心配の方にオススメなのがペットシッターの利用です。
しかし、ペットシッターを利用する際に「鍵を預けなくてはいけない」などの不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は「ペットシッター利用への不安」と「ペットシッターのトラブル」についてご紹介していきます。
ペットシッターに対する不安とは?
ペットシッターを利用したくても「物を盗まれるのではないか」などの不安はよぎってしまうものです。そこで、ここからは「ペットシッターに対するよくある不安」について、ご紹介していきます。
家の鍵を悪用されないか不安
ペットシッターを利用するためには、家の合鍵を渡さなくてはいけません。
なぜなら、ペットシッターの仕事として「散歩」なども業務内容に含まれているため、家を開ける際に合鍵が必要になるためです。
「悪用されてしまったら、どうしよう」と感じてしまう方が多くいます。
そのため、合鍵の預かり証を発行する方法を取っている業者もいます。
預かり証を発行することによって、ペットシッターが鍵を所持していることが明らかになり、もし鍵の紛失があった場合にも証拠として提示することができます。
金品を盗まれるか不安
ペットシッタートラブルに多い例として「金品を盗まれる」というものがあります。
金品を盗まれても気づいたときには手遅れの場合や証拠がないために泣き寝入りしなくてはいけない事例もあるため、どんなに信頼関係があっても対策が必要になります。
対策の一部として「見守りカメラを設置する」「カメラで撮影しておく」などが挙げられ、親族に頼む際にも行っている方がいます。
プライベート空間を覗かれるか不安
誰の家にも見られたくないプライベート空間があります。
もちろん、ペットシッターは倫理観を持っている方が行っているため、そういった空間を見られることはありません。
しかし、初めてペットシッターを利用する方にとって「こっちの部屋に、欲しいモノがあるかと思った」などの言い訳をされて、覗かれてしまう不安がよぎってしまうこともあるのです。
ペットシッターの選び方とは?
ペットシッターを利用したい方にとって、少しでも不安を無くしておきたいと思う方が多いと思います。
そこで、ここからはトラブルを抑えることができる「ペットシッターの選び方」について、ご紹介していきます。
シッティング料金が分かりやすい業者か
ペットシッターは「サービス業」に分類されるため、サービスの質と料金を見合わせながら決めていくことが大切です。
業者の中には「オプション」「追加料金」がかかってしまうお世話もあり、その費用が嵩んでしまうことでイメージしていたお見積もりよりも高額になってしまうことがあります。
ペットシッター業者を選ぶ際には、以下の項目が必須です。
しっかりとペットを主軸に考えているのか
ペットの体調変化にも対応してくれるのか
寂しがっているときなどにも、対応可能か
事前打ち合わせをしてくれるか
ペットシッターとの相性を把握するためにも、利用時の事前打ち合わせを欠かすことはできません。
個人的に取引をしているペットシッターの中には、電話やメールだけでやりとりを行い、当日に鍵を貰って請け負う方もいます。
しかし、このような体制をとってしまうとペットにとってストレスがかかってしまうのです。
大切なペットにストレスがかかってしまうと、体調不良を起こしてしまうほか、知らない人に吠えるようになってしまうこともあります。
ペットシッターの本来の役割は、飼い主がいない場合にもペットをストレスなく過ごしてもらうことのため、事前打ち合わせがないペットシッターは避けるようにしましょう。
事前打ち合わせの際に把握しておきたい内容は、以下の通りです。
どんなお世話方法なのか
緊急の場合の対処方法
ペットの性格やケアの方法
ペットが苦手なもの
お散歩アイテムと注意点
事故・損害を起こしてしまった際の保証
ペットシッターは命がある動物を扱う業種のため、誰にも予測できないトラブルもあります。
その中でもいちばん気を付けたいトラブルとして、ペットがペットシッターに噛み付いてしまった時の保証です。
多くの場合は保険に入っている場合が多いですが、個人経営の場合は「保険適応外」になるケースもあり、飼い主に高額請求されてしまうこともあります。
このような事態を避けるためにも、あらかじめ保険内容や契約書を確認しておくようにしましょう。
ペットシッターと飼い主のトラブル事例 3選
ペットシッターを利用する際にトラブルは避けたいものですが、どうしても避けられない事例もあります。
そこで、ここからは「ペットシッターと飼い主によくあるトラブル事例3選」をご紹介していきます。
①指定したお世話ができていない
ペットシッターの中には、事前に打ち合わせを行なったのにも関わらず「エサの食べ残しを放置」「トイレ掃除がされていない」など、お世話に関するトラブルが多くあります。
また、悪質なペットシッターの場合はエサをあげていないこともあるため、注意が必要です。
お世話に関する不安がある場合には、見守りカメラを設置して録画することで証拠を残しておきましょう。
②盗難・勝手な家具の移動
金品の盗難なども多いですが、遊ぶためにテーブルを移動してしまうペットシッターの方もいます。
家具の配置などを決めている方にとって不快になってしまう行為であるため、事前打ち合わせの際に把握しておくことが大切です。
③ペットのケガ
ペットがケガをした際に申告してくれるペットシッターの方もいますが、放置してしまう方もいます。
特に、ペットに問題がなくても散歩中の相手の不注意で起きてしまうケガもあることから、事前打ち合わせのときに必ずケガをしたときの対処方法をお互いに把握しておくことが大切です。
まとめ
今回は「ペットシッター利用への不安」と「ペットシッターのトラブル」についてご紹介しました。
ペットシッターは旅行などにいく際に便利なシステムですが、悪質な業者を選んでしまうと大切なペットにストレスを与えてしまうことがあります。
そのため、料金ではなくサービス内容で選択していきましょう。
「ペットシッターを利用したい」と考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。